
突然雨が降ったりやんだりと、車にとって面倒な時期が続いていますね。
さて突然ですが、皆さまは“雨が降る前”に洗車をしたことがありますか?
雨の予報の日に洗車場の前を通ると、洗車している人って結構いるんですよね!
『もうすぐ雨が降るのに洗車して馬鹿なヤツだな~』なんて思う方も多いのでは。
そこで本日はこちら!
- 雨が降る前に洗車ってどうなの?
- 洗車後に雨が降りそうな時、水を拭く必要は?
- そもそも、洗車の後に水を拭く理由って?
雨が降る前に洗車ってどうなの?
「雨で汚れも流されるから、わざわざ洗車する意味ないんじゃない?」
そう思う方も多いはず。
確かにそうかもしれませんね。
…なんて言ってしまえばこの記事は終わってしまうのですが(笑)
汚れが流されるほどドシャ降りならそう言えるかもしれませんね!
しかし、実は雨で流れてくれない汚れというものが存在します。
それは「排気ガス汚れ」つまり油汚れですね。
お皿洗いの時もそうですが、油汚れって水洗いではなかなか落ちないんです。
↓左が水洗い、右がカーシャンプーで洗ったもの↓
またワックスを塗ってから1ヶ月近く洗車をしていない車…
これにはワックスが紫外線によって劣化したもの、つまり「油汚れ」が蓄積されている状態です。
こちらも雨で流れてくれない汚れですね。
ということで“雨で汚れが流される”は間違い!
…とまでは言いませんが、正しくはない!!
雨が降る前に洗車をする意味はあります!!
しかもね、汚れが付いている状態で雨が降ると、雨水がボディに留まってしまうんですよね。
雨水が汚れに引っかかってしまうんです。
この“ボディに雨水が留まっている状態”は、さらなる汚れを生みます。
雨水に砂が付着してボディが汚れるんですよね。
※雨上がりに車が汚れるのはこの理由です。
裏を返せば、雨が降る前に洗車をして汚れを落としておけば、この雨水による汚れを防ぐことができるんです!!
さらに!!
雨が降る前に洗車をする際に、ワックスや撥水加工をしておけばより一層効果あり◎
雨が上がった後に洗車をする手間が省けちゃいます。
すでに撥水性のガラスコーティングをしてある車の場合は、洗車で汚れを落としておくだけでOKです!
※撥水機能が落ちてきているときには、メンテナンスを行うことで撥水を復活させることができます。
洗車後に雨が降りそうな時、水を拭く必要は?
これ、気になりますよね!
「洗車で付いた水滴が雨水で流されるから、わざわざ拭く必要がないのでは?」ということなのですが…
こればかりは本当に、時と場合によります。
ドシャ降りの時は拭く必要がないと思いますが、小雨の時は何とも言えませんね。
また予報が雨でも雨が降らない可能性もあります。
“洗車して、拭き取ろうとしたら雨が降ってきた!”なんて時は拭き取らなくても良いかもしれません!
ですが、予報の場合や“降りそうだな”という予感の場合は、できるだけ拭き取りをしておきましょう。
そもそも、洗車の後に水を拭く理由って?
そこですよね!
“雨の水は拭かなくていいのに、なぜ洗車の水は拭き取らなきゃいけないんだろう?”
そんな疑問を持つ方も多いはず。
実は「雨の水」と「洗車の水(つまり水道水)」とでは、成分が全然違うんです。
雨水とは違い、水道水には消毒用のカルキ(塩素)が含まれていますよね。
水道水がボディに付いたままにしておくと、いずれ蒸発して乾きます。
水道水は乾くと、水道水に含まれるカルシウムなどのミネラル分だけがその場に残ります。
これがいわゆるイオンデポジットです。

こわ!!(寒気)
こうなると、もう洗車じゃ落ちないのです。
※この水垢を落とすためにはボディ磨き(お金と労力)が必要。
洗車の後は、水道水の拭き取り…必ずしましょう!!
参考自社HP「 洗車の方法.com 」