そろそろ冬の準備・・・ということで今回も大好評スタッドレスタイヤについての記事です!
さてスタッドレスといえば「ブリジストンが一番いいに決まってる!」「ヨコハマは滑らないらしい!」なんて賛否両論ですね。
ネットで調べてもなかなか答えが出てきません。
でもやっぱり安くて滑らないのが一番だよなあなんて・・・みなさん考えは同じですかね(笑)
そこで本日は、以下3本立てでいきます!
- 滑らないスタッドレスタイヤってどういうこと?
- ブリジストン・ヨコハマ・ダンロップ・トーヨータイヤの違い?
- 安いスタッドレスタイヤ「オートバックス」「ナンカン」の違い!
- まとめ
滑らないスタッドレスタイヤってどういうこと?
積もった雪がタイヤで踏まれ固まっていくことによって圧雪され、ツルツルになってしまった路面を「アイスバーン」と言います。
このアイスバーンですが、なぜタイヤが滑ってしまうのかというと・・・
例えばコップに氷水を入れたとしますね。
このコップに入った氷だけを手で取り出そうとしたとき、ツルツル滑ってなかなか取り出せなかった経験はありませんか?
ですが、実はコップに入った水だけを先に出して、氷だけの状態にすれば滑らず簡単に取り出すことができるんです!
まさにこれが「ブリジストン」独自の滑らない原理、『吸水系スタッドレスタイヤ』です。
タイヤはアイスバーン路面や凍結路面上に付着した水分によってスリップを起こします。
ということは、裏を返せばこの水分を排除することでタイヤは滑りにくくなります。
ブリジストン・ヨコハマ・ダンロップ・トーヨータイヤの違いをザックリ比較!
さて、上の滑らない原理にまず着目した第一人者が「ブリジストン」です。
続いて同じ原理でその性能を追求していったのが「ヨコハマ」ということで、アイスバーンや凍結路面で滑りにくいのは
吸水系スタッドレスの「ブリジストン」と「ヨコハマ」だと言えますね。
さらに!それらとは全く別の観点で滑りにくさを研究したのが「ダンロップ」と「トーヨータイヤ」です。
ダンロップとトーヨータイヤは水分を排除する吸水系ではなく、凍結路面をピックでひっかくことで滑りにくくする『ひっかき系』です。
先ほどの水分については、排除ではなく撥水することで除去しています。
※排除よりは滑りにくい効果が低いです
ちなみに、ダンロップは太くて長いガラス繊維のビッググラスファイバーを使用しています。
トーヨータイヤは、アスファルトよりも柔らかく氷よりも硬いクルミを使用しています。
スタッドレスタイヤで唯一、雪道でのカーブや横滑りを考慮し開発を進めているのでスリップに強いですよ!
※ 4大メーカーの違い、まとめ
・アイスバーンや凍結路面に強い吸水系 : ブリジストン、ヨコハマ
・雪道や凍結路面に強いひっかき系 : ダンロップ、トーヨータイヤ
安いスタッドレスタイヤ「オートバックス」「ナンカン」の違いを解説!
やはり国産の4大ブランドは価格が高い!!そんな時に迷うのが安いメーカーですよね。
いまいち違いの分からない方も多いはず。
安いから滑りやすいの?と思われるかもしれませんが、安いのにはそれなりの理由があるのです!
まず1つ目
『自社工場がない』
ブリジストンやダンロップなどのメーカーは独自の研究をし、自社の工場にて生産しています。
ですが、自社工場を持たず他メーカーの工場を借りて生産をしているブランドは大幅にコストが削減出来ているため、価格も安く販売できています。
これにあたるのが「オートバックス」や「イエローハット」ですね。
また性能もその他メーカーそのものと全く同じなので、いわばタグ違いの同じ製品だとも言えます。
ということで、性能も抜群な上に安い!! す・・・素晴らしい。
ちなみに「オートバックス」は住友ゴム工場、「イエローハット」はピエリ工場ということで安心して購入して良いと思います。
次に2つ目
『知識レベルや技術が低い』
これは最悪ですね。
大手メーカーの技術や研究にはやはり莫大なコストがかかっているのは言うまでもありませんが、安いブランドはそもそも技術が低い分低コストということですね。
とはいえ、侮ってはいけないと私は考えます!
ノーマルタイヤで雪道を走るよりは、安くてもスタッドレスタイヤで走る方が何十倍も何百倍も安心なのですから・・・。
※ 安いスタッドレスタイヤの違い、まとめ
・自社工場を持たず他社の技術や性能をかりている
・低技術低コスト
本日のまとめ
いかがでしたか?スタッドレスタイヤを一番安く買える時期は今、秋です!
また冬に入ってしまうと、どのお店でも品切れや待ちが続出してしまいます。
種類も豊富で安い今の時期だからこそ、スタッドレスタイヤの知識を増やしておくと良いかもしれませんね。
スタッドレスタイヤのノウハウをまとめたサイトを作りました!